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2021.12.11

バドミントンに多い怪我-症状や原因、治療法など‐久留米市-田中スポーツ整骨院

バドミントンに多い怪我の症状や原因、治療法などを簡単に説明します。

バドミントンはコンタクトスポーツ(接触プレー)ではないので、筋肉の疲労や使いすぎ(オーバーユース)により、怪我を引き起こすことが多いです。

怪我を事前に予防し、怪我をしてもしっかり治すことを意識しましょう。

怪我の種類

肩や肘、手首の怪我

  • 腱板損傷
  • インピンジメント症候群
  • 内側上顆炎・外側上顆炎
  • TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)

バドミントンは瞬時に激しい動きが必要なスポーツです。

それに伴い、怪我も多くなります。

ラケットを振るために肩関節・肘関節・手関節の捻挫と肩上部・上腕部・前腕部の挫傷(肉離れや筋損傷)が多くみられます。

ラケットは軽量でストレスは軽いですが、使いすぎ(オーバーユース)やいろんな方向に動かすので微細なストレスがかかり続けて炎症を引き起こします。

足関節捻挫

足関節の構造

切り返しや踏み込み、ジャンプ動作などいろんな方向に動かないといけません。

なので足首を捻りやすく、靭帯や腱を損傷します。

痛みや腫れ、熱感の症状があり、ひどい場合には靭帯が損傷・断裂します。

靭帯は足首を安定させる役割があります。

捻挫をすると靭帯が伸びてしまい、足首を安定させる役割を果たさず、再発(捻挫癖)しやすくなります。

膝関節の靭帯損傷

ヒザの靱帯損傷

反復した前後左右の動きや切り返しなど足首と同様に多く発生します。

内側・外側側副靭帯:膝の左右への安定性

前・後十字靭帯:膝の前後への安定性

膝関節の靭帯は膝関節の安定性を保つ役割があります。

靭帯を損傷すると、膝の安定性が失われ、運動制限がかかるのはもちろん、半月板などの損傷を合併してしまう恐れもあります。

オスグッド・シュラッター病

スポーツ障害の中でも多く発生し、使いすぎ(オーバーユース)による成長期のスポーツ障害の代表疾患です。

成長期には急激に骨の成長が進むために筋肉や腱がその成長に追い付かず炎症を起こしてしまいます。

太もも前の大腿四頭筋の柔軟性低下が原因で、バドミントンではショットを打つ際の踏み込んだ足や軸足に繰り返し負担がかかり、大腿四頭筋の付着部である脛骨粗面が剝がれたり、炎症を引き起こします。

肉離れ・筋膜炎

肉ばなれ

肉離れ・筋膜炎は、筋肉が急激に引き伸ばされて発生します。

特に、太ももやふくらはぎに多く発生します。

ストレッチや筋力のアンバランスが原因で発生します。

治療法・セルフケア

怪我をして、初めて気付きます。

ちゃんとストレッチをしておけばよかった。などと。

そうならないために、セルフケアなどをしっかり行い、【怪我をしない身体作り】を目指しましょう。

練習前・後はもちろん、起床後、お風呂上りなどもストレッチを行うようにしましょう。

自分の身体のことを考えれるようになると、いろんなことに気付き、パフォーマンスアップにも繋がります。

セルフケアもストレッチだけではなく、食事や睡眠、練習や試合なども考える習慣を付けましょう。