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2021.11.26

バレーボールに多い怪我-症状や原因、治療法など‐久留米市-田中スポーツ整骨院

バレーボールに多い怪我の症状や原因、治療法などを簡単に説明します。

バレーボールの怪我は上半身・下半身の両方で多く発生します。

怪我の影響でプレーに支障をきたし、パフォーマンスが低下する選手が多くいます。

怪我を事前に予防し、怪我をしてもしっかり治すことを意識しましょう。

怪我の種類

足関節捻挫

足関節の構造

バレーボールでは、ジャンプの着地の際に多く発生します。

痛みや腫れ、熱感の症状があり、ひどい場合には靭帯が損傷・断裂します。

靭帯は足首を安定させる役割があります。

捻挫をすると靭帯が伸びてしまい、足首を安定させる役割を果たさず、再発(捻挫癖)しやすくなります。

膝関節の靭帯損傷

ヒザの靱帯損傷

ジャンプの着地時や急なフェイントによるストップ動作や切り返しなどにより、膝が捻じれて靭帯などが損傷します。

内側・外側側副靭帯:膝の左右への安定性

前・後十字靭帯:膝の前後への安定性

膝関節の靭帯は膝関節の安定性を保つ役割があります。

靭帯を損傷すると、膝の安定性が失われ、運動制限がかかるのはもちろん、半月板などの損傷を合併してしまう恐れもあります。

ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)

ジャンプ動作や着地時の衝撃が繰り返しかかることで引き起こされます。

使いすぎ(オーバーユース)によることが多く、太もも前の筋肉が原因になることが多い。

特に成長期の選手は、骨の成長に対し、筋肉の成長や柔軟性が追い付かず、結果的に筋肉が硬い状態でその負担が原因で炎症を起こします。

オスグッド・シュラッター病

使いすぎ(オーバーユース)による成長期のスポーツ障害でスポーツ選手の多くが発症します。

成長期には急激に骨の成長が進みます。

筋肉や腱がその骨の成長に追い付かず、付着部などの炎症を起こしてしまいます。

大腿四頭筋(太もも前)の柔軟性の低下が主な原因で、走りやジャンプなどの繰り返しにより負担がかかり、大腿四頭筋の付着部である脛骨粗面が炎症を起こしてしまいます。

ひどい場合には剝がれたりすることもあります。

ジョーンズ骨折(疲労骨折)

ジョーンズ骨折の図説

ジョーンズ骨折(第5中足骨疲労骨折)は、走りやジャンプ動作の繰り返しにより過度の負荷が加わり続けることが原因で発生します。

足部のアーチが機能的に働いていないと負担がかかり続けるため、足部のアーチを形成するようにすることが大事です。

足部のアーチには、足指のトレーニングや足首のトレーニング、足裏・アキレス腱などの柔軟性も必要です。

スポーツでのシューズやサイズの合っていない靴などは足に負担がかかる要因となります。

肉離れ・筋膜炎

肉ばなれ

特に太ももやふくらはぎに多く発生し、筋肉が急激に引き伸ばされて発生します。

筋力のアンバランス、筋肉の柔軟性不足が原因で発生します。

治療法・セルフケア

怪我をして、初めて気付きます。

ちゃんとストレッチをしておけばよかった。などと。

そうならないために、セルフケアなどをしっかり行い、【怪我をしない身体作り】を目指しましょう。

練習前・後はもちろん、起床後、お風呂上りなどもストレッチを行うようにしましょう。

自分の身体のことを考えれるようになると、いろんなことに気付き、パフォーマンスアップにも繋がります。

セルフケアもストレッチだけではなく、食事や睡眠、練習や試合なども考える習慣を付けましょう。