知っておきたい!テーピングの基礎知識‐目的や効果、注意点など
テーピングの目的
怪我の予防
競技の種目やポジションによって怪我をしやすい部位があります。
予想される部位や不安がある部位に予め補強することで予防します。
怪我の再発防止
怪我の治療期間中や回復過程、完治後でも一度怪我をしていると組織が弱くなります。
同じ部位の怪我を繰り返すと癖になり、再発しやすくなります。
痛めた部位を安定させ負担を軽減し、再発を防ぎます。
応急処置
怪我の直後、幹部を安静に保ち、固定し、圧迫して悪化を防ぎ、痛みを緩和します。
除痛効果
プレー中の不安感や痛みを少しでも軽減させます。
テーピングの効果
- 捻挫、靭帯損傷、筋肉の損傷など、関節可動域を超えて負傷した損傷にテーピングによって、関節の動く範囲を適度に制限します。
- 怪我などで弱くなった筋肉、関節、靭帯などを補強します。
- 患部を圧迫・固定して患部へのストレスを減らし、安定させ痛みを軽減します。
- 動きの悪い箇所はサポートテープを行うことで、筋力、可動域も促進させます。
- 心理的にも安心感を与え、プレーに集中できます。
テーピングの注意点
場合によってはテーピングを行うことで、悪化してしまう可能性もあります。
注意点を踏まえてテーピングを活用しましょう。
- テーピングが適しているかどうか、怪我の状態と判断する必要があります。
- 巻き方にも目的、程度、部位、角度、テンションなど、様々な巻き方があります。
- シワを作らないようにしましょう。痛みや擦り傷に繋がります。
- 循環障害に気を付けましょう。巻いた後に圧迫がキツく、血管が浮き出てませんか?
- 神経障害に気を付けましょう。巻いた後に圧迫がキツく、感覚異常や痺れがありませんか?
- 過度な運動制限はありませんか?
などを注意しましょう。
専門家に症状に合わせた巻き方を相談するのが一番です。
無理せず、早めの受診をお願いします。