気になる子供の姿勢|原因やデメリット、正しい姿勢になるには
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子供の姿勢が悪いと気になることはありませんか?
スポーツをしているときや勉強をしているとき、テレビを見ているとき、ゲームをしているとき、本を読むとき、ご飯を食べるときなどは子供の姿勢が悪くなりやすい状況なのです。
姿勢が悪いと良いことはなかなかありません。
大人も子供も姿勢を良くすることはとても大事なことです。
今回は、子供の姿勢が悪くなる原因や状況、悪い姿勢のデメリットなど紹介します。
子供の姿勢が悪くなる原因
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なぜ、子供の姿勢は悪くなるのでしょうか。
悪くなる原因を簡単に説明します。
運動能力の低下
実は、子供の体力・運動能力は低下しているというデータも出ています。
※参照:スポーツ庁の体力・運動能力調査
腹筋や背筋などの筋力が弱まると
身体全体をしっかりと支えられず、正しい姿勢を保てません。
学校や保育園などでも運動の時間が減り、自宅でもゲームやスマホなどで座ったりして、外で走り回って遊ぶのも減少しているのです。
その結果、運動量が減り、姿勢を良く保つ筋肉が使われないのです。
生活リズム
社会全体の生活が夜型になり、朝にスッキリと起きられず、朝食を食べない家庭が増えています。
朝食を抜いてしまうと脳や身体のエネルギーが不足し、1日の活力が保てず、良い姿勢も保てなくなります。
また、起きる時間が遅く、室内の遊びが多いといった生活では、太陽に当たる時間がほとんどありません。
日光を浴びないとセロトニン(身体と心のバランスを整える)というホルモンが活性されず、集中力がなくなって、良い姿勢が保つことができないこともあるのです。
※参照:農林水産省「朝食が大事なワケ」
※参照:医療法人社団平成医会「セロトニンの増加が心身に及ぼす効果」
環境の変化
最近は、外で走り回って遊ぶことなどが減ってきています。
子供がスマホやパソコンを使う時代になり、気付けば1時間など当たり前に座っていて、悪い姿勢になっていると思います。
トイレなども時代とともに、和式トイレから洋式トイレになることで、良い姿勢に必要とされる股関節の筋肉や脚の筋肉、背中・股関節・足関節などの柔軟性などが使われなくなります。
そうなることで良い姿勢を保つことができなくなるのです。
大人の姿勢の悪さ
現代ではあまり姿勢が悪いことを注意しません。
なぜなら大人が正しい姿勢を知らないからです。
大人を見て育つ子供は当たり前のようにその姿勢になるのです。
大人が良いお手本を見せ、子供が良い姿勢を学ぶ機会を作りたいですね。
子どもの姿勢が悪くなる状況
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子供の姿勢が悪くなるのは、次のような状況です。
簡単に説明します。
スマホを使ったゲーム
ゲームなどでスマホやテレビに夢中になると、多くの子供が背中は丸くなり、顎が前に突き出て、上目遣いの悪い姿勢になってしまいがちです。
イスやソファーなどに座った姿勢では、背もたれに寄りかかったり、片側に体重をかけたり、身体が捻じれるなどの状態を長時間続けてしまうこともあるでしょう。
本来、首の骨はカーブした状態で並んでいます。
正しい姿勢は、背骨全体がS字のカーブになっています。
しかし、スマホを使うときは、顔が前に突き出て首の骨がまっすぐに並び、前かがみになる傾向があります。(スマホ首・ストレートネック・猫背)
勉強や読書
浅く座って背もたれに寄りかかって足を組むことがみられます。
本を置いて読むときには、寝転んで読んだりする状況もみられます。
また、勉強中や読書中は、姿勢の悪さだけでなく、本と目の距離が近くなり、気になることがあるかもしれません。
ご飯のとき
イスに座ったときは、多くの子供が足をブラブラさせたり、イスの脚に自分の足を絡めたりします。
子供用のイスには足を置く場所がありますが、実際にきちんと足を置いている時間は少ないでしょう。
浅く座って背もたれに寄りかかる場合も多く、テーブルの上で肘をついたり、身体を傾けて食べたりすることもあります。
行儀よくとはなかなかいきません。
お絵かきなど
お絵描きなどをするときは、姿勢が不安定になっている状況が少なくありません。
お絵かきなど集中すると前かがみになり、顔を近づけることが多くみられます。
集中している中、声をかけにくいかもしれませんが、タイミングを見て正しい姿勢を促すことをオススメします。
悪い姿勢のデメリット
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子供の姿勢の悪さが原因となるデメリットを簡単に説明します。
骨格の歪み
悪い姿勢で過ごしていると、骨格の歪みに繋がります。
特に背骨や骨盤が歪むと、その歪んだ状態で筋肉も育ってしまうのです。
子供に多い側弯症(そくわんしょう)は背骨の彎曲の捻じれによる乱れで起こる病気もあるのです。
悪い姿勢は歯並びや嚙み合わせにも大きく影響します。
肘を付いて頬ずえの状態だったり、寝転んで何かをする動作などは顎関節症(がくかんせつしょう)なども引き起こしてしまいます。
※参照:日本整形外科学会「側彎症」
姿勢と怪我のリスク
姿勢が悪い状態は、スポーツや運動時のパフォーマンスを低下させます。
姿勢が悪い状態は、筋肉がスムーズに動かないし、関節に負担がかかりやすくなり、痛みが出ることがあります。
つまずいて転びやすい子や扁平足や外反母趾などの足部の変形がある子も姿勢が影響しているケースもあります。
足部の変形(扁平足や外反母趾など)はインソール作成により、改善が期待できます。
浅い呼吸
姿勢が悪い状態が続くと、肺が圧迫されて浅い呼吸しかできず、十分な酸素が取り込めません。
浅い呼吸が続くと交感神経の働きが高まり、疲れやすくなったり、イライラしたりなどの悪影響を及ぼす可能性があります。
また、口呼吸の場合、ウイルスや菌が侵入しやすくなったり、虫歯や喘息などを引き起こす可能性もあります。
頭痛・肩こりや腰痛など
悪い姿勢は、首や肩、背中、腰の筋肉が緊張して血行が悪くなり、頭痛・肩こりや腰痛などの原因にもなります。
子供が肩こりや腰痛などを訴えることは少ないですが、悪い姿勢が続くと体に負担がかかり、痛みとして発症してしまうので注意しましょう。
内臓の機能の低下
悪い姿勢で食事をすると、内臓の働きまで悪くなります。
内臓の働きが悪くなると、食べ物の消化がうまくいきません。
さらに悪い姿勢で前かがみになると内蔵が圧迫され、お腹が苦しくなるケースも多くあります。
行儀よく、茶碗をしっかり持ち、肘を付かない、足はしっかり地面に付く、よく嚙んで食べるなどを大人が注意してみて上げるといいですね。
視力の低下
スマホやゲーム機などで手元を見る作業を長く続けると、姿勢も悪くなり、視力も悪くなります。
スマホやゲーム以外にも、本を読んだり絵を描いたり、工作をするときなども集中すると目が近づいてしまいます。
手元を見て作業をするときは、目と対象物の間を30cmくらい離して正しい姿勢を保ち、ときどき休憩を入れるようにしてください。
正しい姿勢とは
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極端に神経質になる必要はありませんが、
気づいたときに姿勢を正すくらいで良いと思います。
子供にも優しく声をかけることをおすすめします。
椅子に深く腰掛け、頭と骨盤が一直線になっているイメージを持ちましょう。
背筋をピーンと伸ばし、顎を引きましょう。
さらに、足の裏は床をしっかり踏み、膝が約90度に曲がるくらいがいいでしょう。
お尻にクッションを入れたり、足元にボックスなどを置くなどの工夫もいいでしょう。
子供の姿勢を整えたいなら
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子供の姿勢を整えるポイントを簡単に説明します。
「この位置が正しい姿勢だよ」というのを覚えさせていく必要があります。
クッションなどの敷き物
イスとテーブルの高さを合わせて姿勢を整えるときは、
お尻にクッションや座布団などの敷き物があると簡単に調整ができます。
骨盤を支えてしっかり座ることで正しい姿勢が保てるようになります。
バランスボールで体幹を鍛える
正しい姿勢を保つためには、体の重心がどこにあり、良いポジションを覚えることも大切です。
子供にトレーニングを行うのは難しいため、遊び心も加えてバランスボールを使用しましょう。
ボールの上に座り、転げ落ちないようにキープする練習をすると効果的です。
靴下ではなく、裸足で過ごそう
最近、子供の足の変形が問題視されています。
扁平足(土踏まずがなくなっている状態)
浮き指(足の指が地面に付いていない状態)
内反小趾(足の小指が内側に曲がる状態)
などの足の変形が特に増えてきています。
トラブルを抱えた足ではしっかりと踏ん張れないため、正しい姿勢を保てません。
自宅などではなるべく裸足で過ごして足の指を使ったり、足の裏の感覚器を鍛えましょう。
つま先立ちや足の指じゃんけん、足指でつまむ遊びなどでも足趾を鍛えましょう。
なによりも整骨院への通院がオススメです
子供の姿勢を正す矯正のベルトの販売されています。
しかし、ベルトのような矯正は子供にはかなりの違和感で嫌がる子が多くいます。
整骨院などの専門家に診てもらい、整えることで、子供も良い姿勢を覚えやすくなります。
通院するたびに姿勢を良くする意識も生まれてきます。
子供の姿勢改善はお早めにご相談ください。
悪い姿勢に早く気付き、早めに整える必要があります。
正しい姿勢を伝える上で大切なこと
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「注意しているけど、何度言っても言う事聞かない」
そんな経験ありませんか?
そんな方は、子供さんへの伝え方を少し変えてみましょう。
子供も注意された際には姿勢を正そうと思っているはずです。
しかし、すぐに崩れてします。
なので正しい姿勢だとなにが良くなるのか伝えましょう。
そして正しい姿勢の保ち方を理解させましょう。
正しい姿勢の良いところを伝える
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まずは、なぜ正しい姿勢が良いのかを伝えましょう。
正しい姿勢だとこんないいことがあるんだよ。
姿勢が悪いとこうなってしまうんだよ。
などと出来るだけわかりやすく具体的に伝えましょう。
子供と一緒に良いところ悪いところを考えて出し合うのもいいかもしれませんね。
環境を整える
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次に、子供が正しい姿勢をとりやすいように環境を整えましょう。
机やイスの高さを調整しましょう。
ポイント
① 膝、腰、肘の3つの角度が90度になっている
② 机と足の空間に余裕があり、大腿部が自由に動かせる
③ 足の裏全体が床(または足台)に着いている
これらの条件が合った高さの椅子や机だと、正しい姿勢を保ちやすくなり、視力の低下や肩こりなどを防ぐことができます。
姿勢が悪いと自覚させる
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どの姿勢が正しい姿勢かを教わっていないのに、注意されてもわかるはずがありません。
正しい姿勢とはどんな状態かを具体的に伝えましょう。
自分ではなかなか難しいところもあるので、写真を撮ったり、鏡で確認したりするのもいいでしょう。
考えて行動に移すことで子供の成長にも繋がります。
大人も姿勢が悪くなっていることが多いので子供と一緒に姿勢を意識するといいですね。
まとめ
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子供の姿勢を気にされた方は多いと思います。
大人になった今でも気になる姿勢、、、、
あの時こうしとけば良かったななんて思うこともよくあると思います。
後々の後悔にならないように今からでも出来ることをやっていきましょう。
姿勢は普段の意識でかなり変わります。
姿勢が気になる方は、一度専門医に相談し、状態を診てもらい、姿勢改善を目指すことをオススメします。
田中スポーツ整骨院でも、姿勢の改善、大人も子供もメニューがありますので、お気軽にお問い合わせください。
田中スポーツ整骨院 診療時間
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